シアター感想 (1)
つんくシアター第8弾『スターはつらいよ』@新宿シアターサンモール(1/9〜1/11)
劇でなくお笑い芸人のライブを見ているような感覚に襲われました。
視覚的な点でというわけでもなくて・・・
アドリブ的な要素もありこれはこれで面白いと思いました。
その中で"芝居"という視点で観て
感性的に、自然な、あざとくない、人間味のある、ナチュラルな演技
という点で自分がいいなと思ったのは
ピーチとまっちゃん。
ピーチは役のイメージをちゃんと創りきって、感情のまま役の心や気持ちを伝えてくれてた。
まっちゃんは劇中の役と同じ体(てい)で、その他の出演者が後から決まったので本当に今回のシアターで出番がかなりカットされたような感じ。
少ない出番の中で、さらに言えば
アドリブ的なとこに出たかっただろうから
そこを我慢してうまく表現してたと思います。
荒削りだけど一生懸命なひた向きさでは
おっきゃんとはしもん。
特に主役のおっきゃんは可愛いバカを全力でやりきったなあと。
ここ何作かのシアターで期待を裏切らない演技を魅せ続けてくれてるので、
このパワーを他でも視せて繋げてほしいなと思います!
はしもんは外で舞台にでた経験から全体的にうまくなってたように感じました。
それ以外の点で心に引っ掛かったのは
あゆべえは「アロマ」同様というか、
今回も役が合ってない。
年初めに10才やったかと思えば、今回の役の歳だから役作りも大変だったとは思います。
ただ、インチキ臭さをだしすぎてて、自然な面まで潰してしまってたのが残念。
歩き方が2日目からはあざとくなくなったのは良かったかな。
あと、
あゆべえが台詞を噛むときは決まって感情移入が強くなるような場面で
早口になってしまって噛むのでその癖が直ればもっと
あゆべえの武器である声の魅力がより良くなるんじゃないかなと思います!
あゆべえの魅力を存分に発揮できる適した役で、ミュージカルなどの劇や芝居の舞台(希望はコメディ♪)で観客を自分の世界に巻き込む女優な高田あゆみを観てみたいな☆
えり〜なの安定感ある演技はさすが。
そしてアドリブ的なとこでは、自分を壊してまでも笑いに走ったのもえり〜ならしかった(笑)
くだらねー(笑)という気分から、
最後はほろっと温かい気持ちにさせるアラケンさんらしい
今の環境でできるつんくシアターのベストを見せてくれたと思います。
メンバーは稽古期間や時間がなくて本当に大変だったと思うし
3日間全7公演、無事に終了してよかった、お疲れさまとゆいたいです。
高田あゆみは美しい。