役作り
つんく♂シアター第五弾 「青春グラフィティ〜ねえ お姉さん〜」
《配役》
姫野葵:おがまな、はしもん
→中学3年、ソフトボール部所属のエースピッチャー
姫野茜:えり〜な
→小学6年、葵の妹
中島典子:ロビン、おっきゃん
→中学3年、葵の幼馴染
河合陽子:あっきゃん、ごとぅ
→中学3年、ソフトボール部員で葵のチームメイト
広瀬真咲:みっきー、かえぴょん
→高校1年、高等部ソフトボール部のエース
千秋:うっちぃ、りっぽん
→高校1年、高等部ソフトボール部で真咲のチームメイト
ひろみ:もろりん、いくっち
→高校1年、高等部お菓子部
加賀見先生:あゆべえ、まっちゃん
→ソフトボール部顧問
劇として、しっかりその役になりきってるなと思ったのは
あゆべえ、かえぴょん、うっちぃ
Wキャストということでお互いよい刺激し合っただろうし、みんな日に日に良くなっていく感じで飲み込みや成長の早さに感心しました。
個人的に思ったことは
・おがまな(姫野葵)
感情の起伏が若干弱かったけど、逆にそれが迷いや葛藤が現れてるようにも感じたし、メリハリや安定感もあった。
特に、ノックのシーンでの"決意"の細いながらも力強い声や表情がよかった。
・えり〜な(姫野茜)
劇というよりドラマの様な演技に見えた。
声や仕草など非常に細かく表現していて、観ている人の心を掴む感じがすごい。
特に、雨の中での葵とのやりとりのシーンでの立ち去る演技は鳥肌ものだった。
・おっきゃん(中島典子)
とにかく常に"優しさ"がでていた感じ。
特に、強烈な平手打ちのシーン。
劇として観れば、オーバー気味な声の強弱や多彩な表情での感情表現がいい味だしてた。
ただ、その感情を台詞にうまくのせきれなかった箇所が多かった感じ。(若干棒読み気味)
早口だったのが徐々に直ったのはよかった。
ストーリーの鍵を握る重要な役をやりきったなぁと思った。
おっきゃんの新たな可能性を見た。
・みっきー(広瀬真咲)
公演前半戦では、ソフトへの純粋な情熱より後輩への厳しさ(怖さ)が強すぎたけど、修正した後はソフトや後輩への愛情が印象に残るようになった。
優しさ・厳しさの切り替えが上手ですね。
特に、葵を認めるシーンはリアルな感じがよかった。
一番、"青春"を表現してるなと思った。
・りっぽん(千秋)
表情の変化が弱かった感じだけど、目線に力があるし、台詞がない時の態度や仕草は凝ってて、厳しさがよくでてた。
演技の自然な反応、台詞への感情の込め方は抜群。
特にどのシーンというより全部にバランスがよかった。
それだけに今回の役では見所が少なくもったいない印象です。
・うっちぃ(千秋)
動きや細かい表情の変化で厳しさがよくでてた。
演技・表現の仕方にうっちぃなりに千秋のイメージがしっかり出来上がっててやってる印象を受けた。
控えめな感じをだしていたのも、真咲の"強さ"をよりひきただせていた感じでうまいなと思った。
・いくっち(ひろみ)
いくっちは独特の演技力あるからこっちの世界が向いてるかもと思えるほど。
いんちき臭さがGOOD!
弾ける体当たりな演技で笑わさせてもらいました。
自然な台詞への気持ちの込め方は才能ですね。
・まっちゃん(加賀見先生)
熱い新任教師の雰囲気で、顧問というなら合ってた。
演技が小さい印象で、劇よりドラマみたいな演技。
台詞がない時の、気持ちを表現する何気ない仕草なんかは上手いなと。
新鮮さと勢いでなんか魅了された。
ジャージの着こなし方がよく似合ってました。
・あゆべえ(加賀見先生)
"有言実行"
あゆべえにしかだせないオリジナリティ溢れる味のある演技で見事、先生になりきっていた。
発声や間の取り方も、一人レベルが違う感じ。
舞台が好きなんだなぁというのが凄く伝わってきた。
あゆべえは無意識なのかもしれないけど
自らプレッシャーを課しそれに向き合い楽しみ、結果を残すとことかプロですね。
メンバー達の舞台にたつまでの課程とか聴いてみたいものです。
メンバーみんな、今回の劇での経験は、今後の成長の糧に自信につながっていくと思いました。
終わった後のみんなの笑顔は・・・
ホントにお疲れさまでした☆