遠い雲


雲って不思議に思う。


ずっと同じ形でいるわけじゃない。


いろんな雲とくっついたり、離れたりしてコロコロと姿を変えてゆく。


子供の頃は、雲が『わたあめ』に見えた。


けど


今は雲に見える。


ちゃんとした雲に見える。


おいらの気持ちも感じ方も、雲と同じように変化していく。


人間と雲ってなんか似てる!?


泣いたり、怒ったり=雨を降らせたり、雷を落としたり


笑ったり、のんびりしたり=青空にぽわ〜っと浮かんり


きっとこの先も雲に触れることはないだろう。


お互い、距離を保ちながら時を過ごす。


でも


雲を見てたら自分が今何をしたいのか、どう考えているのか


自分を見つめることができる。


雲もおいらたちを見て自分を見つめたりしているのかな。